オイルの添加剤について

     
 みなさんはオイル添加剤って入れたことありますか?自分もいろいろと試した事がありますが、2006年にエンジンをブローさせてしまった時に、エンジンをばらしてビックリした事がありました。 RE専門誌などで、「オイル内にモリブデン入りの物は良くない」と書かれているの見た事がありますよね? レシプロならばま〜ま〜問題は無いが、REはご存知のように燃焼室にオイルを噴射するため、燃え残ったモリブデンが燃焼室にこびり付きます。その燃え残ったかすがアペックスシールなどの溝にこびり付き圧縮低下やカーボンロックの原因を作りますので注意が必要です。
 もう1つ避けて欲しい添加剤があります。それはテフロン樹脂の入った添加剤です。代表的な物と言えば「マイクロロン」「SX8000・SX6000」とか言われる物です。テフロン樹脂は200℃以上になりますと、その性能は低下しカーボンとなってエンジン内にこびり付きます。 それが時間と共に剥がれて来てストレーナーやオイルラインを詰まらせる恐れがあります。 テフロンは氷より摩擦係数の少ない物質であるためオイル添加剤などに使われるようになったのですが、なんて言っても樹脂ですから耐熱温度の限界が低いのです。一発勝負のレースなどでは、そのレースの時が良ければ良い訳で、一般車のように何万キロも使用しないのでよく使われるようですが・・・
 実は走行キロ7万キロ位の時、SX8000を入れた事がありました。下の写真を見てください、11万キロでエンジンブローした時に分解したオイルストレーナーです。 塗料が剥がれた様な物がびっしりでしょ? これじゃ〜オイルがまともに上がらないですよねぇ〜、レイブの社長には「ブローはこれが原因だったんじゃないの?」っと言われました。このオイルストレーナーを塞いでる不純物の分析をした訳じゃないので確かではないですが、自分の記憶ではテフロンしか思い当たりません。 皆さんも添加剤を入れる時は、成分を良く見て入れるようにした方がいいですねぇ〜。
 それでぇ〜、1つ気分悪い事が1つ、上記にあげたSX8000ですが、マツダのディラーで売られてるんですよぉ〜、理解に苦しむわ。